コンサートのご案内
ハートフル・コンサート 2006
ユニセフ親善大使・黒柳徹子のトーク&コンサート

 毎年8月15日に行われる人気公演。
 今年は、癒し系ピアニストNo.1の倉本裕基さんを迎え、心温まるメロディと珠玉の名曲を、黒柳さんのお話と共に、お楽しみいただきます。
2006年8月15日(火)18:30
東京芸術劇場 大ホール  アクセス方法 >>
お話:黒柳徹子
指揮:オ・チュンクン
ピアノ:倉本裕基





倉本裕基

―倉本さんは異色の経歴をお持ちとのことですが、音楽の原点はどんなところにありますか。

 小学生の時からピアノは習っていましたが、中学高校は音楽が盛んで、ベートーヴェンの「皇帝」やラフマニノフの協奏曲でピアノを演奏したり、チェロも弾いていました。生まれは浦和ですが、高校は宇都宮高校。そこのオーケストラには楽器がそろっていて、よく友達とアンサンブルをしました。そうした生の体験が楽しかったですね。まだ音楽で身を立てるという考えはなくて、ポピュラー音楽への進み方があるということもわからなかった。
 東京工業大学はコテコテの理科系で、女性がいなくて失敗した(?)でした。でも在学中からナイトクラブで趣味と実益を兼ねてピアノを弾いていました。音楽の道に進もうと思ったのは大学院に入ってからです。僕はイージーリスニングといえどもきちんと作曲や編曲の手法を知った上でやっています。まぁ、コンプレックスの裏返しですかね。当時、僕らのやっている音楽は世に認められにくいものでした。


―韓流ブームや癒し系ということで倉本さんの曲が大ヒットしました。ヨン様も車の中で倉本さんの曲を聴いているとか。

 僕は20年前日本でCDデビューしたけれども知られていなかった。ところが、93年頃、韓国からCDを出したいというお話があって、私の作品が喜んでいただけるようになった。最近までは、「韓国で売れているじゃない!って? でも、日本で知られてませんからっ!」(波田陽区風)でした(笑)。99年頃でしたか、最初の韓国公演ではまだ日本語を使ってはいけない時代でした。少しずつ許可が出て今では日本語OKになりましたけど。時代は変わりましたね。韓国のお客様の多くは10~20代の女の子またはカップルです。若い世代には日本文化に対する抵抗感がないのです。そして最近はその親御さんも来てくれるようになりました。子供たちは僕のことを、アジョシ(おじちゃん)、オパ(お兄さん)、クラモトハラボジ(倉本おじいちゃん)などと呼んでくれますよ。


―倉本さんにとって特別な音楽家を一人挙げてください。

 ロマン派のピアノ曲やポピュラー曲が大好きで、いい意味で小ぶりなイージーリスニングを目指している僕が思い起こすのは中田喜直さん。非常に尊敬しています。「夏の思い出」「雪のふるまちを」などの歌曲が有名ですが、ピアノ曲はそのピアニスティックな書法が素晴らしくて僕はインスパイアされました。オーケストラ曲のスコアも残っているし、こどものためのピアノ曲もありますよ。僕は彼の曲の初演をしたり、オーケストラのアレンジを20代で任されたりしました。いわゆるクラシック音楽の人からは軽んぜられているのが残念ですね。


―今後のご予定や抱負をお聞かせください。

 今年は、韓国で8か所9公演を行いますが、ゲスト出演する国際的ソプラノ、スミ・ジョーのための作曲も依頼されています。9月には「カナダ レイク・ルイーズの旅7日間 倉本裕基スペシャルコンサート」というツアーがあります。デビュー20周年目の今年、ハートフルコンサートで、「パリ冬物語」「霧のレイクルイーズ」、そして尊敬するラフマニノフのピアノ協奏曲第2番をオーケストラと共演できるのは名誉なことであり、私らしいものをお届けしたいと意気込んでいます。


学生時代にタイムスリップしたかのように、情熱的なラフマニノフを弾きながらインタビューに答えてくださった倉本さんでした。


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曲目
Price S ¥6,000 A ¥5,000 S ¥4,000 S ¥3,500
発売日 【1回券】 5/11(木)最優先  5/16(火)優先  5/24(水)一般

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本公演は託児サービスがございます(有料・要予約) 問:(株)マザーズ TEL 03-3294-1544




黒柳 徹子(お話) プロフィール
 東京乃木坂に生まれる。父親はNHK交響楽団コンサートマスター、黒柳守綱。トモエ学園から香蘭女学校を経て、東京音楽大学声楽科を卒業し、NHK放送劇団に入団。NHK専属のテレビ女優第一号として活躍。その後、文学座研究所、ニューヨークのメリー・ターサイ演劇学校で学ぶ。日本ではじめてのトーク番組「徹子の部屋」は27年という長寿。1984年NHK放送文化賞を受賞している。 81年『窓ぎわのトットちゃん』を出版し、700万部というベストセラーの日本記録を達成。世界33ヶ国で翻訳され、ポーランドの権威ある文学賞、ヤヌシュ・コルチャック賞を受賞。同年日本語版の印税で「社会福祉法人トット基金」を設立し、プロのろう者の俳優の養成、手話教室などに力をそそいでいる。84年ユニセフ(国連児童基金)親善大使に就任。以来、アフリカ、アジアなどを訪問し、メディアを通してその現状報告と募金活動などに従事している。87年第1回ユニセフこども生存賞受賞。ユニセフ親善大使になってから訪問した国々の子ども達のことを書いた『トットちゃんとトットちゃんたち』(講談社)を97年に出版。英訳もされている。最近の舞台としては、P・シェーファー作『レテイスとラベッジ』、J=N・ファンウイック作『喜劇キュリー夫人』などに出演、パム・ジェイムズ作『マレーネ』でマレーネ・ディートリヒに。96年のE・オールビー作『幸せの背くらべ』とT・マクナリー作『マスター・クラス』(マリア・カラス)で第38回毎日芸術賞並びに第4回読売演劇大賞の最優秀女優賞と大賞を受賞する。日本ペンクラブ会員。トット基金理事長。いわさきちひろ美術館東京館・館長。97年7月より新星日本交響楽団理事長、2001年4月より東京フィルハーモニー交響楽団副理事長に就任した。


オ・チュンクン(指揮者) プロフィール
 1960年 韓国 生まれであるオ・チュンクンは、6歳からバイオリンを学び始めて音楽世界に入門。以来卓越な音楽的才能を現わして将来が嘱望される音楽家に成長した。 1982年ソウル大学音楽学部器楽科(バイオリン専攻)卒業と同時にKBS交響楽団の第1バイオリン奏者として入団し、本格的な専門演奏者で活動。
 85年には釜山市立交響楽団(プサン・フィルハーモニー)の楽長にスカウトされ、これは国内最年少のコンサートマスターの記録である。以後92年まで釜山市響のコンサートマスターで在職し、釜山市響の水準を一段階引き上げるのに大きい貢献をした。
 90年高神大学の教授で公開採用された以後、指揮を始めてその能力を認められて本格的に指揮を勉強した。
 アメリカのBoston Conservatoryでオーケストラ指揮専攻 Diplomaを受けた。Boston Conservatory Orchestra, Melrose Symphony Orchestra, Quincy Symphony Orchestra などで指揮者として活動。
 帰国後、 2000年から釜山シンフォニーオーケストラ(プサン・シンフォニー)の 常任指揮者を引き受けて本格的な専門指揮者への活動が著しくて交響楽団の団員とコンサートマスターの豊かな経験を土台にして指揮者として急速に成長をした。
 ロシア国立 Hermitage Orchestra, ハンガリアンカンマーフィルハーモニ, 釜山シンフォニーオーケストラ, 釜山チャンバーオーケストラ, 釜山コンサートオーケストラ, 釜山市立交響楽団, 釜山シンポニエタシンフォニエッタ, 2002アジア大会祝い音楽会,ソプラノスミー・ジョコンサート, オペラ「リゴレット」,「椿姫「蝶々夫人」などを指揮し輝く芸術性と理知的な演奏を通じて正統的な音楽世界を構築して来た。
 2005年 釜山音楽賞(指揮部門)を受賞したし、特に 2005年 5月 東京フィルハーモーニオーケストラの来韓公演を指揮して観客たちの熱狂的な呼応の中に激情的ながらも柔らかく、派手ながらも正確な音楽を表現するコンダクターとして絶賛され、 韓国の音楽界のニュー-リーダーとしてスポットライトを浴びた。
 現在、釜山の高神大学教授、釜山シンフォニーオーケストラの常任指揮者。2006年KNN(前PSBブサン放送局)文化大賞受賞。
    

倉本 裕基(ピアノ) プロフィール
 音楽家としては異色の経歴を持つ。6歳よりピアノを始める。早くからまわりにその才能を認められ、中学・高校での音楽環境が原点となる。数学や物理を学びながら大学在学中より、ピアノに関わるおよそほとんどの種類の仕事を経験。大学院卒業後は音楽の道を選択して、作・編曲やポピュラー音楽の研究を重ねる一方、多くの有名音楽家やタレントとの共演及びレコーディングを通じ研鑽を積む。
 1986年「倉本裕基」としてCDデビュー、TVドラマの音楽担当や、CM・テーマ曲などを手がけるなどし、これまでに創作したオリジナル曲は260以上、リリースしたアルバムは40枚近い。
 倉本の人気は日本より先に韓国で火がついた。1998年、韓国のレコード会社よりCDが発売されると、瞬く間に倉本裕基の音楽は、韓国の人々の心をつかみ、急速にファンが増えていく。もっともそれ以前の1995年ごろからTVドラマなどで頻繁に楽曲が使用されていることから、すでに輸入盤によって倉本音楽の人気は高まっていたと推測される。今や韓国では、TV・ラジオなどから、倉本裕基の音楽の聴こえない日はないと言われるほど。2005年には、7回目の韓国ツアーに加え、クリスマス特別コンサートに招かれるなど、人気は高まる一方である。今日、日本でも倉本裕基へのコンサート開催の依頼が急増、12月のオーケストラとの5大都市ツアーなどを含め、昨年の年間公演数は50本を超え、ソールドアウトの公演も続出している。
 その素晴らしい曲に魅了されるだけではなく、プロフェッサーのごときイメージからは想像できない、気さくでユーモアたっぷりのトークとやさしい人柄により、ますます熱心なファンが急増中である。


출처: 동경 필하모닉 오케스트라
2007/01/26 01:25 2007/01/26 01:25
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